低汚染塗料と一般的な塗料の比較
最近、さまざまな種類の塗料が出てきています。
それらは塗装プラスアルファの機能性を有しており、高い付加価値が魅力的です。
そんな機能性塗料の一つに、低汚染塗料というものがあります。
ここでは、どのような塗料なのかを解説します。
◆低汚染塗料とは?
低汚染塗料とは、簡単にいうとお手入れをしなくてもきれいな状態が持続しやすい塗料のことです。
一見きれいに見える外壁にも、車の排気ガスや塵、ほこりが付着しており、これらが溜まっていくと徐々に汚れとして目に見える形になります。
特に車の排気ガスはススを排出しているため、道路沿いの住宅は黒くなりやすいでしょう。
しかし、低汚染塗料は親水性が高く、塗膜表面に細かい傷があります。
そのため、雨が降ると寄膜と汚れの間に水分が入り込み、汚れも一緒に洗い流してくれるのです。
◆塗膜表層コーティングを一般塗料と比較してみよう
低汚染塗料の塗膜表面は、きめ細かいのが特徴です。
そのため、一度汚れが付いてしまってもすぐに拭き取ることができます。
カーボンブラックという排気ガスに含まれる成分を、低汚染塗料と一般塗料に塗って拭き取るという実験結果では、拭き取りやすさがよく表れています。
一方、一般塗料は汚れを拭きとったとしても、こびりついて完全には取り除けません。
塗膜表面のきめ細やかさに関しては、低汚染塗料のほうが圧倒的に優れているでしょう。
◆親水性を一般塗料と比較してみよう
親水性とは、水とのなじみやすさを指します。
そのため、親水性が高いということは、水に溶けやすく混ざりやすいということです。
低汚染塗料は親水性が高いため、雨がなじみやすく汚れを一緒に洗い流してくれます。
一方、一般塗料は低汚染塗料ほど親水性が高くないので、雨が降っても汚れが残ってしまいます。
外壁は常に自分で洗えるような場所ではありません。
親水性が高く雨によって汚れが落ちるということは、美観性を高く保つことに大いに貢献しているポイントです。
◆温度(遮熱性)を未塗装と比較してみよう
低汚染塗料と未塗装部分を同じ環境下に置き、どちらも温度を測るという実験が行われました。
その結果、低汚染塗料は、未塗装部分と比べて15.6度も温度が下がりました。
これは、未塗装部分の汚れが熱を吸収することによって温度上昇するためです。
そもそも汚れがつきにくい低汚染塗料は、熱を吸収する要因が少なくなるので、遮熱性が高いと言えるでしょう。
◆埼玉県入間市・飯能・所沢で外壁・屋根塗装の相談はTRUSTへ
低汚染塗料は汚れが落ちやすく、きれいな状態が続きます。
埼玉県入間市・飯能・所沢で外壁・屋根塗装の相談はTRUSTへお問い合わせください。