遮熱塗料はどのくらいの効果があるのか?
夏の暑い日差しを受けた屋根や外壁は、そのまま熱を伝えるため室内温度が上昇してしまいます。
それを防ぐために有効なのが遮熱塗料です。
では、具体的にどのような効果があるのでしょうか?
ここでは遮熱塗料について詳しく解説します。
◆遮熱塗料とは?
「遮熱」とは、光を反射することです。
太陽光は「紫外線」「可視光線」「赤外線」に分けられますが、熱エネルギーへの変換効率が高いのは「赤外線」です。
物質に吸収されやすいので、太陽光が当たったところはすぐ温まります。
この点に着目して作られたのが遮熱塗料です。
赤外線を反射することで熱の吸収を抑え、塗膜の下にある素材の温度が高まるのを防ぎます。
◆遮熱塗料の効果はどれくらいあるのか?
遮熱塗料の実験では、一般塗料と比べて2~4度室温が低くなることがわかりました。
「それだけ?」と思う方もいるでしょう。
しかし室温でいう2~4度は、エアコンの設定温度を27度にしていても、23度に設定しているのと同じ効果があるということです。
そう考えると、とても大きな効果と言えるのではないでしょうか。
エアコンは、冷房の温度設定を1度上げたり風量を抑えたりするだけで、光熱費が抑えられます。
実際に、日本建築仕上材工業会によると、遮熱塗料を使用して電力を7パーセント削減できるという結果が出ています。
◆遮熱塗料の効果があまり出ない場合もある
2~4度室温が低くなるという結果がでましたが、過度な期待をしすぎてしまうと、その効果をあまり感じられない場合もあります。
「室温が〇度下がる」「電力を〇パーセント削減できる」という結果がありますが、これらは実験による結果なので、すべてがこのようになるとは限りません。
実験は限られた条件のもとやっているため、実際は建物それぞれ条件が異なってきます。
また、金属系の屋根や断熱材が入っていない建物であれば高い効果が期待できますが、その反対の場合は期待通りとは言えない場合もあるでしょう。
主に、倉庫やプレハブのような建物のほうが効果がわかりやすいです。
一方で、瓦屋根のような住宅や断熱性能が高い住宅では、劇的な効果は感じられません。
極端に遮熱性能をアピールして、実際よりも効果があると期待させる業者もいるため、注意したほうが良いでしょう。
◆埼玉県入間市・飯能・所沢で外壁・屋根塗装の相談はTRUSTへ
遮熱塗料は、熱を反射することで光熱費を削減し、省エネにもつながります。
過度な期待には注意が必要ですが、実際に効果はあるでしょう。
埼玉県入間市・飯能・所沢で遮熱塗料で外壁・屋根塗装工事をお考えの方は、TRUSTへご相談ください。